強盗から自宅を守る！有効な防犯対策と被害にあった時の対処方法

最近強盗のニュースをよく聞きますが、他人事に感じていませんか？そのまま放置していると気づかないうちに空き巣の被害にあってしまうことも！

そこでこの記事では、強盗被害の現状と防犯対策の必要性から、おすすめの防犯対策まで詳しく解説します。

この記事でわかること
• 強盗被害の現状を把握
• 強盗に有効な防犯対策
• 被害にあってしまった時の対処方法

この記事を読めば、強盗に狙われにくく安心して暮らせるようにすることができます。

強盗被害の現状と防犯対策の必要性を知ろう

安全に暮らすためには、自宅の防犯対策が欠かせません。

しかし、どこから始めれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、まず強盗被害の現状を知り、防犯対策がなぜ重要なのかを理解していきましょう。

強盗被害の発生数の現状と重要性

まずは強盗被害の認知件数を見てみましょう。

警察庁：令和５年の刑法犯に関する統計資料 をもとに作成

強盗事件は、日本では比較的少ないと思われがちですが、実際には年間を通じて一定数発生しています。

また令和3年まで減少傾向でしたが、令和4年から少しづつですが増加しています。

特に住宅への侵入を伴う犯罪は、家族の安全を脅かすだけでなく、心理的な負担も大きいです。

そのため、自宅の防犯対策をしっかりと行うことが、安心して暮らす第一歩となります。

本記事では、具体的な防犯対策の方法や最新の対策技術についてわかりやすく解説していきます。

防犯対策の必要性

「自分の家は大丈夫」と思っていませんか？実は、強盗は防犯意識の低い家を狙う傾向があります。

何も対策をしていない家は、犯罪者にとって格好のターゲットです。

防犯対策をすることで、強盗に狙われる可能性を大幅に減らすことができます。

この記事では簡単に取り組める方法から本格的な設備まで、多角的な防犯対策をご紹介します。

最近よく聞く闇バイトとは

最近のニュースで強盗と一緒に出てくるワード「闇バイト」とはどういったものなのでしょうか。

SNSやインターネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるなど甘い言葉で募集しています。
応募してしまうと、詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯など、犯罪組織の手先として利用され犯罪者となってしまいます。

引用：警視庁HP

警視庁のホームページにはこういった記載がありました。

こうやった集められて方たちが、強盗などに利用されているようです。

また、脅されたりすることから犯行が狂暴化することもあるので、防犯にはこれまで以上に意識する必要があります。

強盗に狙われやすい家の特徴

「うちは大丈夫」と思っている家ほど、実は狙われやすい特徴を持っていることがあります。

強盗がターゲットにする家には、共通したポイントがあるのです。

本章では、どのような家が犯罪者に目をつけられやすいのか、その特徴を詳しく解説します。

防犯対策が不十分な家

強盗は侵入しやすい家を選びます。

例えば、玄関に補助錠がない家や、窓に防犯フィルムが貼られていない家は、簡単に狙われやすくなります。

また、鍵が古いタイプだと、ピッキングに弱い場合もあります。

簡単に突破できる家だと見抜かれないために、基本的な防犯対策をまず整えることが重要です。

人目につきにくい立地や構造

強盗はできるだけ人目を避けて行動したいと考えます。

そのため、周囲から見えにくい立地や、玄関や窓が道路から隠れている家は注意が必要です。

特に夜間は暗がりになる場所があると狙われやすくなるため、センサーライトなどを設置するとよいでしょう。

高価な物品が外から見える家

室内が外から見える状態で、高価な家電やブランド品が目につくと、強盗にとって魅力的なターゲットになります。

外から見えるところには高価なものを置かない、カーテンを閉めたり、窓に目隠しフィルムを貼るなどの工夫で、家の中を見えにくくすることが効果的です。

強盗の主な侵入手口

強盗はどのようにして家に侵入するのでしょうか。

その手口を知ることで、具体的な対策が立てやすくなります。

ここでは、強盗が使う主な手段と、それぞれに対する対策を紹介していきます。

詳しい防犯対策についてはこちらの記事を参考にしてください。

無締り（鍵のかけ忘れ）

無締りとは、玄関や窓の鍵をかけ忘れることです。

実は自宅への侵入方法のほとんどが「無締り」になっています。

このような場合、侵入が最も簡単になるため、多くの犯罪者が狙うポイントです。

日中でも普段から鍵をかける習慣をつけ、外出時は必ず施錠を確認することが大切です。

ガラス破り

ガラス破りは、窓ガラスを破って侵入する方法です。

特に強化ガラスではない普通の窓は、簡単に割られる可能性があります。

防犯フィルムを貼ることで、ガラスを割るのに時間がかかり、犯罪を諦めさせる効果があります。

また他にも補助錠をつけるなども有効な防犯対策です。

ピッキング

ピッキングは、特殊な工具を使って鍵を開ける方法です。

無締り、ガラス破りに比べると件数は少ないもののまだ注意は必要です。

優先度としては低いものの、古いタイプの鍵はこの手口に弱いので、ピッキングに強いディンプルキーやスマートロックに交換することをおすすめします。

サムターン回し

サムターン回しは、ドアの内側にある鍵のつまみを特殊な工具で回して開ける手法です。

この手口を防ぐためには、サムターンカバーを取り付けたり、ドアに補助錠を追加したりすると効果的です。

どちらも数百円からできる防犯対策なので、是非取り入れてください。

自宅の効果的な防犯対策

強盗に狙われにくい家にするためには、どのような防犯対策が必要なのでしょうか。

窓や玄関の工夫から最新の設備導入まで、さまざまな視点での対策を知ることが重要です。

本章では、すぐに取り組める方法と本格的な防犯設備についてご紹介します。

玄関ドアの強化

玄関は、平屋の侵入経路として2番目に多い場所です。そのため、玄関の防犯対策も重要です。

玄関の防犯対策としては、以下のようなものが挙げられます。

それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。

補助錠の設置

玄関ドアは、自宅のセキュリティを守る最前線です。

1つの鍵だけでなく、補助錠を取り付けることで、強盗が侵入にかかる時間を大幅に増やすことができます。

例えば、内側に簡単に設置できるチェーンロックや、上下に取り付けるタイプの補助錠を導入することで、侵入を諦めさせる効果が期待できます。

ガードプレートの導入

ドアの隙間からバールなどを差し込んでこじ開ける手口を防ぐためには、ガードプレートの設置が有効です。

このプレートは、ドアと枠の隙間をふさぎ、工具を挿入する余地をなくす役割を果たします。

設置は簡単で費用も比較的安価なので、すぐに取り入れられる対策の一つです。

宅配ボックスの活用

留守中に荷物が届くことを避けるため、宅配ボックスの利用を検討しましょう。

これにより、荷物の不在連絡票を目当てに侵入する手口を防ぐことができます。

宅配ボックスは、設置が簡単な簡易型も増えており、コストを抑えて導入可能です。

窓の防犯対策

窓は、平屋の侵入経路として最も多いものであり、空き巣のターゲットになりやすい場所です。

そのため、窓の防犯対策は、平屋の防犯対策において最も重要です。

簡単にできる窓の防犯対策としては、以下のようなものが挙げられます。

それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。

補助錠の取り付け

窓からの侵入を防ぐためには、窓にも補助錠を取り付けると効果的です。

特に、窓が二重ロックになるタイプの補助錠を選ぶことで、より高い防犯性を確保できます。

設置は工具不要の製品が多いため、手軽に取り入れることができます。

防犯フィルムの貼付

ガラス破りを防ぐためには、防犯フィルムの貼付が効果的です。

このフィルムは、強化プラスチックのような素材でできており、窓ガラスに貼ることで、ガラスを割るのに時間がかかるようになります。

貼るだけで簡単に防犯対策できますが、効果は高いです。

ただし、防犯フィルムの種類では簡易的なものも多く、効果が少ない場合があります。選ぶ際には「CPマーク」があるものを購入しましょう。

庭や駐車場の防犯対策

庭や駐車場の防犯対策は侵入を防止するだけでなく侵入者が隠れるための場所を減らすことができます。

さらに庭に設置するフェンスも目隠しにならないサイズにしたり、上りにくい構造のものにしたりと工夫することで防犯にもつながります。

比較的費用がかかるものが多いですが、侵入前の抑止力になるのでぜひ検討してみてください。

センサーライトの設置

外周部にセンサーライトを設置すると、夜間に人が近づいた際に自動で明かりが点灯し、強盗を威嚇する効果があります。

電池式やソーラー式など手軽に取り付けられるタイプも多く、コストを抑えて防犯性を向上させることができます。

防犯カメラの設置

防犯カメラは、強盗対策の中でも効果的なアイテムです。

録画機能付きのカメラを設置することで、犯罪抑止効果が期待できます。

さらに、インターネットを介してスマートフォンで映像を確認できるタイプを選ぶと、外出時にも安心です。

防犯砂利の敷設

防犯砂利とは、歩くと音が鳴る特殊な砂利です。

この砂利を家の周囲に敷いておくことで、侵入者が忍び込む際に音を立ててしまい、犯行を断念させる効果が期待できます。

ただし、効果を発揮させるためには、適切な量を均一に敷くことが大切です。

敷き方の注意点やおすすめの防犯砂利については、下記の記事でまとめてます。

日常生活でできる防犯対策

日常生活でできる防犯対策についてもまとめました。

費用をかけられない場合は、下記のことを意識して生活するだけで防犯対策になります。

当たり前のことばかりですが、改めて意識して生活しましょう。

外出時の施錠の徹底

防犯の基本は、日々の施錠を徹底することです。

家を空けるときだけでなく、在宅中でも施錠を習慣化しましょう。

特に夜間や外出時には、窓も含めて必ず鍵を確認してください。

不審者への対応方法

在宅中に訪問者が来た場合、不審に感じたらドアを開ける前に、ドアスコープやインターホンで相手を確認しましょう。

身分を明らかにしない相手には毅然とした態度で対応し、場合によっては警察に相談することも必要です。

また、自宅周りをうろついている人には「こんにちは」と声掛けたり会釈程度でも、不審者は顔を見られたと意識させることにもなります。

郵便物の管理

郵便物がポストに溜まっていると、不在であることをアピールしてしまいます。

長期間留守にする際は、郵便物を事前に一時保管してもらうか、家族や信頼できる友人に取り入れを頼むと安心です。

近隣住民との連携

地域のつながりを活用することで、リスクを軽減することができます。

近隣住民と日常的にコミュニケーションをとり、異変に気づいた際にはすぐに相談できる関係を築くことが、防犯において大切です。

ホームセキュリティの導入

防犯設備は、強盗対策を強化する強力な味方です。

ホームセキュリティは、技術の進化によって選択肢も広がっています。

本章では、費用対効果を考えながら最適な設備を導入する方法をお伝えします。

ホームセキュリティサービスの検討

近年、ホームセキュリティサービスの利用が注目を集めています。

これらのサービスでは、専用の機器を自宅に設置し、警備会社が24時間体制で監視します。異常が発生した場合には、警備員が迅速に駆けつけてくれます。

ホームセキュリティの最大のメリットは、プロによる監視があることです。

これにより、家族全員が安心して過ごせる環境が整います。

一方で、毎月の利用料がかかる点がデメリットといえるでしょう。ただし、費用に見合った安心感を得られるため、特に大きな家や頻繁に留守にする家庭にはおすすめです。

万が一強盗に遭遇した場合の対処法

どんなに防犯対策をしていても、100%侵入を防げるわけではありません。

万が一強盗に遭遇してしまった場合、適切に対処するためにはどうすればよいのか。

本章では、冷静に乗り切るための知識を身につけましょう。

冷静な対応と避難

もし自宅に強盗が侵入してきた場合、まず大切なのは冷静さを保つことです。

犯人と直接対峙するのは非常に危険ですので、可能な限り速やかに安全な場所へ避難してください。

その際、大声を出したり、不必要に刺激する行動は控えましょう。

犯人の特徴（身長、服装、持ち物など）を冷静に観察し、警察への情報提供に備えましょう。

速やかな通報とその後の対応

安全を確保したら、すぐに警察に通報してください。通報時には「自宅に強盗が侵入したこと」「現在の状況」「避難先」を明確に伝えましょう。

また、その後の警察の調査に協力するために、現場に触れず、証拠を残すことが重要です。

さらに、強盗に遭った場合は心理的なストレスを感じることが多いです。

事件後は家族や専門機関に相談し、必要であればカウンセリングを受けることをおすすめします。

8. まとめ

これまで防犯対策についてさまざまな角度から解説してきましたが、最も重要なのは日々の意識です。

家族全員で防犯に取り組み、小さな工夫を積み重ねることで安全な暮らしを実現できます。

これまでの内容を振り返りながら、防犯意識を高めるためのポイントを整理します。

日常からの防犯意識の重要性

防犯対策で最も大切なのは、日常的に意識を高めることです。

たとえ高度な防犯設備を導入していても、日常の習慣が乱れていればその効果は半減します。

施錠を徹底する、隣人と良好な関係を築くなど、日頃から小さな防犯行動を心掛けることで、自宅の安全性を大きく向上させることができます。

家族全員で取り組む防犯対策

防犯は、家族全員で協力して取り組むべき課題です。

一人だけが意識を高めても、他の人が無関心では効果が十分に発揮されません。

例えば、子どもにもわかりやすく防犯意識を教えたり、家族間で防犯ルールを決めたりすることで、全員で安全な環境を作ることができます。